しあさっての方向

本と音楽と酒と詩

2011-01-01から1年間の記事一覧

Christmas in the air

のんびりした休日の職場で、 クリスマスソングを聴きながら、年末特番の台本直し。一年生の子どもは、まだサンタの存在を信じていた。 (あるいは深く考えてないのかな。 ... 「まぁプレゼントが届くからいいや」的な)なんだかとても久しぶりの、落ち着いた…

酒やけ

会社からの帰り際、 守衛さんに「お疲れさまでした」と言おうとしたら 間違えて「ごちそうさまでした!」と言ってしまった。かなり脳みそがやられているなぁ。

上司

気がつけば 僕は上司なのだ 上司は落ち込んだり がっかりするもんじゃないのだ上司は元気良く 部下を叱ったり 目標を掲げたりするものなのだ たぶん そうなのだ気がつけば 僕は上司で 僕は父親で あぁ あんまり ため息をついている場合でもないどっかに向か…

未来の世代

ツイッターで見つけた小出裕章さんの発言 「未来の世代は、私たちに聞くと思いますよ。あの時お前は何をしていたと」 確かにそうだよなぁとは思う。 でも、こうも思う。こういった「未来人」的な考え方は、 今の僕たちが、過去の日本人とも未来の日本人とも…

深夜、内田樹を読む

子どもと一緒に9時に寝て、午前2時に目が覚める。 (たいがい子どもより僕の方が寝付きが良い) 今は深夜なのか、早朝なのか。頭がもの凄くスッキリしてるけど、特に使う仕事も無し。 ワインを飲んで、もう一度ぼんやりしてもらう。読んでいるのは、内田樹…

事実

40年も生きてくると 自分には、いい部分とイヤな部分がある事がわかってきたというか イヤな部分が確実に存在するという事を否定できなくなってきたと言うべきかある種の人に対して ある種の状況におかれると 僕はもの凄くイヤな人間だどういうタイプの人…

うむむ

なんだか伊坂幸太郎の「魔王」の縮小版のように思える大阪の市長選だ。 震災を経た2011年に日本が目指すべきは 「全ての日本に生きる人が、幸せに生きていく事ができる世の中」なんだと僕は思うわけですよ。 そして、 それが可能だという<イメージ>を…

俺は俺の死を死にたい

もう少ししたら、立川談志の番組がそこかしこで放送されるんだろうなぁと思う。ジョブズの時も思ったけど、 亡くなってから、皆で故人を褒め始める流れには違和感を感じる。 それぞれの年表に、都合良く位置づけていくというか。 特に談志は、そういうのを一…

映画

ドラマチックな映画の、その後のストーリーを思う時があるあのエンディングのその後には どんなストーリーが待っているのか平凡な人生か 転落の人生か 変節の人生か それとも・・・僕の人生も、 どこまでかが映画で どこからかが「その後の人生」のように思…

シングル・マン

僕にとってのヒーローの条件 それは、どんな状況においても自分の意見を貫ける人、です。それは例えばモハメド・アリ ベトナム戦争の最中に、徴兵拒否を宣言してヘビー級チャンピオンの座どころか ボクシングライセンスを剥奪された人。 彼が長いブランクを…

スティーブ・ジョブスの演説

亡くなったスティーブ・ジョブスの演説を聴いて、思った事がある。 自分の信念を貫いて、生きる事の清々しさ。 そうやって、この時代を走り抜けた人がいる事への驚き。 (しかも世界のトップランナーとして) 世界の全ての若者が、彼の言葉を読んで 勇気を持…

R.E.M解散

昔の先輩が北九州に来て、ほろ酔い気分の夜。悲しいニュースが舞い込みました。R.E.M.が解散。 U2と並んで、心のバンドだったんで超ショックです。せめて、仲違いの結果じゃなかったのが救いですが。 今年出たニューアルバムが、復活の兆しを見せていただけ…

詩が好きです

詩というと、 「こだまでしょうか」的な感じや、 「にんげんだもの」的な何かを思い浮かべる方も多いかもしれないですが それだけが、詩ではありません。僕が考える「いい詩」とは、 自分の内面と向き合う時間を作ってくれる、そんな言葉です。たとえば旅先…

聞く力

昔、実力のある格闘家が総合格闘技のリングに上がって惨敗をして、 晩節を汚す風景をたくさん見た。世界にはたくさんの戦いの舞台があって、 一つの世界で最強な人が、違う舞台ではそうでもないんだなという事を、 僕たちは学んだ。残酷な現実だとその時は思…

もっと遠くへ行きたい 早く家に帰りたい

もっと遠くに行きたいなと思う。 同時に、早く家に帰りたいとも思う。矛盾した気持ちが、いつも心の中にある。目指す場所も、帰る家も、 実はもう、どこにも無いような気もするけれど。 夜中にジンをオレンジジュースで割って、 もっと遠くに行きたいと思う…

10年前

満月の夜ですね。 10年前の911、僕は奥さんとアメリカで大々的に巻き込まれていました。メキシコ旅行からの帰国のトランジットで911に遭遇し ヒューストンからニューヨークまで、ほぼヒッチハイクに近い状態で行きました。その時は「絶対に一生忘れ…

理想主義は、まだ負けてない

民主党が政権を取った時、多くの人と同じように僕は強い期待を持っていた。 鳩山さんの友愛な施政方針演説も、かなり感じ入って聞いた記憶がある。(青臭い事を、青臭く語ること。それは絶対に悪くない)それから色々あって、今。 多くの人と同じように、僕…

レッチリのI’m with youを聴いている

ジョン・フルシアンテのいなくなったレッチリ。 歌ものっぽい印象と、ファンクの要素が前面に出ているような感じ。 結果、結構ポップなアルバムになっているのかな。そんなに悪くはないような。 まだ、わかんないけど。 (聴き途中だからね) しかし輸入版だ…

茨木のり子の家

夏休みに子どもと図書館に行って、この本を見つけました。 僕の一番好きな詩人、5年前に亡くなった茨木のり子さんの自宅の写真を集めた本。 とっても素敵な本でした。 最愛の夫を49の時に亡くし、それから30年間ひとりで暮らした家。 シンプルな中にも…

10年前

僕は29歳でこんな絵を描いていました。 周囲との異和感を抱えながら 自分と周りのどっちが正しいのか、うまく判断ができずに折り合いの付け方や 勝負の仕方もよくわからずにいた、時代でした。感性は今より柔らかだったような気もするし ただの自己満足だ…

覚え書き0706

僕がしたいと考えること、考えてきた事は何か「変だな」って思う事があった時に、 たとえ、他の人達が「全然そんなことないよ」っていう状況でも 「それはおかしい」って言える事。 あるいは そう言える人を応援する事、育てる事でした。 今度の原発のあれこ…

若き日のリンカン

WOWOWで ジョン・フォードの「若き日のリンカン」を見る。 アメリカの良心、みたいな映画。すごく良かった。 アメリカの人が、何か迷った時には、たぶんこの映画を見て 自信とかアイデンティティを取り戻すんだろうなって思った。 たとえば、今のアメリカの…

さぁ、これから

管理職になって1年の中間総括などを、ひとつ。 デスクや管理職になった途端に、 人が変わったようにヤな感じになる人が多いのは なんでなんだろうと、 ずっと不思議に思っていました。でも自分がなってみて、 その仕組みは今、ある程度理解できました。 管…

美しく、はかないもの

北九州で桜の番組を作っています。 今年は開花がもの凄く遅くて、やきもきしながらのロケでした。そのおかげで、咲いた時はかなり嬉しく あんまりしない写メなんかもしてしまいました。 これは小倉城の桜。 ベタなアングルです。 これは福智山の山中にある、…

keep on running

村上春樹の本に影響されて、走り始めました。 1日に5キロずつの、ジョギングです。 村上春樹の本は 「走る事を語りながら、自分を語る」というような感じで、とても良い文章でした。時に「頑すぎるんじゃないかな」と思える、村上春樹の走る事へのこだわり…

カズのゴールを見逃した

東北地方太平洋沖地震から2週間以上経ったけど 募金以上の事は、出来ていないなぁ。 自分の無力感というか、 気持ちの弱さに若干へこみます。 大好きなカメラマンの近藤篤さんが、 自分のHPで、ユニークな取り組みを始めました。 http://atsushikondo.com/n…

甲本ヒロト語録

「BECK」関連本でのハロルド作石との対談からです。 楽しいってことはね、「ラクをする」ということとは違うんだよ。 「楽しい」と「ラク」は絶対に相容れないものなんだ。 漢字が同じだから、みんなカンチガイしちゃうみたいだけどね。 「楽しい」ことと、…

餃子のキスミ

週末の昼ご飯は、いつも「餃子のキスミ」 北九州が誇る、餃子の名店です。 なんといっても安くて旨い。 この焼き餃子が230円ですよ! そして抜群に旨いんです。 特段のギミックがあるわけではない、真っ当な焼き餃子なんですが 皮の柔らかさと、焼き加減…

why not smile.

自分が笑うためのやり方なら、いくつか知っている。 好きな漫画を読む。 今なら「ワンピース」とか「べしゃり暮らし」とか。 好きなテレビを見る。 「アメトーク」の罪の無い笑いと、ハッピーなスタジオの空気は、イヤな事を忘れさせてくれるし 宮藤官九郎の…

この前の週末、実家の浦安に帰ってきました。 震災当初は、あまり報道されなかった浦安。 家族に怪我などはなかったものの、 液状化で道路はデコボコ。 今も、水道は止まったままで 高校まで過ごした街は、大きく変わっていました。 ペットボトルの水を届け…