しあさっての方向

本と音楽と酒と詩

2021-01-01から1年間の記事一覧

「おかえりモネ」に少しだけ

大好きだった「おちょやん」の流れで「おかえりモネ」も、ほぼ全部見ている。毎日超楽しみ!ってほどでは無いけれど、何となく気になって見続ける感じ。 繊細な台本と巷で高評価っぽいのは、納得。特徴は主人公たちの心の傷、それはあまりドラマチックではな…

苦しみはいつか終わるから

子どもの頃、辛い長距離走とかをしている時に僕はひとつの発見をした。 あんなに辛くて永遠に続くように思われた苦しみも、終わってしまえば意外と終わる。 それどころか終わった後から振り返ると、苦しかった時間もなんだか懐かしい思い出のようにすら感じ…

かっこいいこと

困った時は早川義夫の本を開く。伝説のバンド「ジャックス」を率いて、でもすぐに解散し本屋を開いて隠遁した伝説のロッカー。 ソロアルバムも出した。 そのタイトルは「かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう」こんなすごいタイトルは、他にはない。 1…

ソナチネ

ロシアンルーレットのように 耳式体温計を頭に突き立てて ソナチネの北野武のように 僕はニヤリと笑ってみる 初めてのことだから仕方ないと 世界中が苦しんでいるのだから仕方ないと 自分たちの失敗の免責を計算して 開き直る人たちがいる 逃げ切れると思っ…

冬の朝にキャッチボールを

旅行に行こう なんて言われたら 絶対に家にいてやろうと思う感性は 10代から変わらないそのことに後悔はないけれど もし後悔があるならばその感性と その素敵さを広めなかったこと 魅力と共に それどころか その感性を独り占めしたりあいつの感性より俺の…

バッシング

誰だって、魂の暗がりに陥ることはある。 思い出したくないほどに、ひどいことをしてしまったり人を傷つけてしまった経験は誰にもあるはずだ。 誰かを断罪できるほど、誰も立派じゃない。だから法があり、罰があるのだ。厳密なルールに基づいて。. 「あいつ…

撤退戦

五輪をあまり「コロナに打ち勝った証」にしすぎると、中止になった時の精神的ダメージが大きすぎると思う。「コロナに負けた証」となってしまう。 そもそも、勝つ負けるの戦いじゃないよ。犠牲者をどれだけ少なく切り抜けるかの戦いじゃないかと。 どうした…

現実

ハリウッド映画やドラえもんによって植え付けられた「人類共通の敵が現れたら、世界は手を取って戦う」的な幻想は、コロナによって完全に打ち砕かれた。 人類に危機が迫っても、自分(と自分の仲間)のことしか考えない奴は考えないし、危機に乗じて金を儲け…

苦しみ

苦しみの中にいるか 苦しみの後にいるか 人は 必ずどちらかだ 苦しみの中にいるか 苦しみの後にいるのか あなたはどちらだ 苦しみの後は 実は 苦しみの前 かもしれない それでも 苦しみの中にいるあなたに 苦しみを後にしたあなたが かけられる言葉がある (…

Unite. we can win.

コロナの報道。注意を喚起させることはとっても大切だけど、一方で「ちゃんと対策すれば、防げます」というメッセージも伝えてほしいなと思います。不安な気持ちに押しつぶされそうな人は、私を含めてきっと少なくないはずだから。 地震の時の直接的な呼びか…

誰よりも自由に海へ

番組や企画はディレクターが船長 じゃぁプロデューサーは何だろう 父親のように導くときもあれば 教師のように指導したり パトロンのように 環境だけを提供するときも 時には 海賊のように船を乗っ取ってしまうことも あったかもね 船長とクルーがうまく船を…

ひとりぼっちの靴下

干した靴下を取り込んで靴下のペアをマッチングする午後 ペアが見つからない靴下がある片方だけの靴下2人で生まれてきたのに今はひとりぼっち (似たような靴下をマッチングしてみる) 相方を失った靴下はさびしそう 答えを失った質問みたいに理想を失った現…

「2020年大晦日 ボクシング観戦記」

17時半、比嘉大吾の右アッパーのダブルが相手をなぎ倒した。そしてその1時間後。井岡一翔の左フックが無敗の3階級王者の顎を打ち抜いた。.2020年の大晦日。特別な試合が行われた、それも2戦連続で。.番組で関わった比嘉の試合は一応見ないとな、初…

大丈夫じゃない

大丈夫そうに見える人が 全然大丈夫じゃないなんて よくある話 「大丈夫そうに見えるのに」なんて そんな言葉がずっと 大丈夫そうな人を苦しめているなんて よくある話 (だから気付いて)