しあさっての方向

本と音楽と酒と詩

人類史と平野歩夢

平野歩夢、凄かったですね。
2本目と3本目、最高レベルの滑りを繰り返す事ができる「再現性」に、強さを感じました。

「実況の人が解説みたい」と家族は笑ってましたが、複雑なトリックの名前を瞬時に言う為に、きっと努力を重ねてきたんだろうなとは思いました。
何か最後に「栄光の架け橋」的な決め台詞を用意してるかなと思ったけど、それは無かったですね。「人類史上」は、あんまりスノボにそぐわない気もしたけど(人類史上、割と最近の競技だしね)物凄く軽く見られていたスノボを、ショーン・ホワイト平野歩夢がここまでにしたと考えると、それも感慨深いです。私は全く関係してませんが笑。

何か微妙に焦点が定まらない感もある北京五輪。でもバラバラな感じも悪くないですね。それも冬の五輪の味わいです。全体性を無理に求めるよりは、それぞれの物語を、お好みで楽しむくらいで。