巌流島
「何かオモシロイ話無いですか?」
知り合いからそんな事を言われたのは1週間前、そういや暗い話ばかり書いていて、面白い話って全然だよなと思い返す。
面白い話ではないけれど、北九州に赴任した12年前(そんなに昔なのか)一番驚いて笑ったのは巌流島に行った時のことでした。
下関と門司の間にある巌流島。武蔵×小次郎であり、猪木×マサ斎藤である伝説の場所はやはり行っておかねばと向かったのです。
写真はその時撮ったもの。驚いたのは本州からめっちゃ近いこと。下関が楽々と肉眼で見える距離!
つまりですよ。宮本武蔵は相当な悪天候でない限り、舟でやってくる佐々木小次郎の姿を見ていたはずなんです。出発するところから「おっせーな。あの舟か。なんか力んでるなぁー」みたいな。
なんなら下関から見てる人すらいたかもと。そう思うと笑えてきますよね。世紀の決闘も。
そんな話を思い出しました、という話でした。笑えるかな。
(猪木とマサ斎藤のデスマッチのテレビ中継のことは、今回は置いておきます)