2009-05-01 深夜の海鳥 暗闇の空と 暗闇の海の 真ん中で揺られている 僕の前に道は無く 僕の後にも道は出来ない ここに僕がいる事さえ 誰も知らない夜 泳ぐ意味も 潜る理由も 飛び立つ原動力も 失ってしまったような 元々そんなもの 持っていなかったような せめて雨が降ってくれれば せめて風が吹いてくれれば せめて波が荒れてくれれば 生きる事に集中できるのに 穏やかな夜に 真っ黒な空と 真っ黒な海の 真ん中で 揺られている