しあさっての方向

本と音楽と酒と詩

たくさんありすぎる!「心に残る映画」

と、言う訳で「はてなブログ」のお題に答えてみます。
やっぱりYOU TUBEに頼って紹介です。


いくつかのジャンルに分けて紹介しまっす。


まずは
「見るといつでもhappyになれる映画」


やっぱ、これです。
Blues Brothers.です


あんま説明も必要ないかもですが
アメリカのTV番組の人気企画が映画となった一作。


James Brown や Ray Charles などソウルミュージシャン(それも脂の乗り切った時期の)の演奏も大迫力ですが、
映画全体にみなぎるポジティブなパワーは凄いっす。


映画が作られた1980年代はアメリカも閉塞感の漂っていた時期で、
それを笑い飛ばす意味も込めて作られた映画だと、どっかに書いてありました。
(いい加減な文章ですみません)


映画には、数々の名シーンがあるんで迷いましたが



Aretha Franklinのパワフルな歌に圧倒されます。





なんか、楽しくなってきました(笑)

次は「瑞々しすぎる青春映画」


これっす。
バタアシ金魚!」



すんません。動画ありませんでした。
(なんでもあるわけじゃないか)


10代の高岡早紀と、10代の筒井道隆。(チョイ役で浅野忠信


とにかく高岡早紀の水着姿に、最初はやられますが(笑)
話が進んでいくと、映画のテーマに引きつけられていきます。


言葉にしちゃうと「青春のやるせなさ」とか、どうにも陳腐になってしまうんですが
自分のイメージと、現実の自分のギャップ。
異性に求める理想と、現実のコミュニケーションの断絶。


そんなこんなで敗れ去る主人公、筒井道隆
絶叫して走り出すんです。


「思い通りにならない事なんか認めねー!」


今でも見るたびに、胸が締め付けられ心を鷲づかみにされます。


先日、初めて筒井さんんと一緒に仕事させてもらった時
「あのロケ地って、千葉の千城台ですよねー」と
瞬間的に盛り上がりました。




最後は「最高のライブ映画」って事で
「Rattle and Hum」
U2の金字塔です。



いや、もう、これは永遠に語る事が出来るんですが・・・・・


まぁ僕は100回は見ました。
最高っす。
言ってみれば、ライブドキュメントなんですが
その深みと映像のクオリティは、半端ないっす。


時は1980年代終盤。
理想と正義に燃える若きU2が、その音楽ルーツを探って、アメリカを旅します。


ゴスペル、ブルース、エルビス・プレスリーボブ・ディラン
彼らにとって、自由とロックの原点であり象徴でもあるアメリカ。
しかし彼らは、
旅を続けるうちに「アメリカの矛盾」とも向き合わざるをえなくなっていきます。


自由の国アメリカが、中米の国々を資本主義の名目で搾取している現実。
そして戦乱によって、その資本主義が補完されている構図。
さらに
その資本主義の恩恵によって、「自由」を歌う事が可能になっているロックの抱える矛盾。
そのロックの中心にいる自分たち。


ロックの歴史上、最も誠実なバンドであるU2は、
その音楽的体力を武器に
自分自身を含む、「矛盾」と真っ正面から向き合っていくんです。


フィルムは最初モノクロで始まり
ある時点でカラーへと転換します。


ストイックな映像から、圧倒的な豊穣へと転換する瞬間のカタルシス
それはもう、筆舌に尽くしがたいっす。



ちょっと会社に行く時間になってしまったので
また追記しまーす。



今週のお題「心に残る映画」