しあさっての方向

本と音楽と酒と詩

誰よりも自由に海へ

番組や企画はディレクターが船長 

じゃぁプロデューサーは何だろう


父親のように導くときもあれば

教師のように指導したり

パトロンのように 環境だけを提供するときも

時には 海賊のように船を乗っ取ってしまうことも あったかもね


船長とクルーがうまく船を操っているときは

ワンピースの仲間たちを見るように 羨ましい気持ちになる

君たちの船で 対等の立場で 航海できたらよかったなと


船長が自分のことだけを考えている船は うまく進めないよ

行き先や 動機を見失っている時も

そんな時は うまくアドバイスしてあげたいけれど

僕が船長になるわけにもいかないから 難しいな


伝えられるのは 自分の経験だけ

嵐がおさまった夜なんかに


気の合った仲間との航海は 楽しいよね

本当は目的地なんて どうでもいいのかもしれない

力を合わせて危険を乗り越えて どこかに向かっている時間こそが

いちばんの宝物だったかもしれないと


(でも、僕の船は何人乗りだろう)