2012-10-30 随想 2012 秋 僕たちはかつて、 平和な時代に生きている事を、ある種の負い目に感じていた 生きる事がたやすくなったかのように錯覚して そんな生には、密度のようなものが欠けていると錯覚して 戦いや貧困と背中合わせになっていた時代と、そこを生きた人々を羨ましく思ったりした。そして今 こんな時代を作り出し、僕たちはまた 自分たちより上の世代を見上げて あの頃とは違う事を考えている全く救われない