しあさっての方向

本と音楽と酒と詩

R.E.M解散

昔の先輩が北九州に来て、ほろ酔い気分の夜。悲しいニュースが舞い込みました。

R.E.M.が解散。
U2と並んで、心のバンドだったんで超ショックです。

せめて、仲違いの結果じゃなかったのが救いですが。
今年出たニューアルバムが、復活の兆しを見せていただけに、本当に残念。

暗く内省的で、でも叙情的でロマンチックでもあって、
そして、同じようないじけた若者に
表に一歩踏み出す勇気を与えてくれる、ロックンロールバンドでした。



僕が最初に聴いたアルバムで、一番好きだったアルバムは「GREEN」
その中でも一番好きだった曲は「YOU ARE THE EVERYTHING」
何度聴いたか、わかりません。

夏の暑い夜に、ウォークマンでこの曲を聴きながら
小平の街をあてもなく歩いた大学時代。

好きな人へ無理矢理なプレゼント。
自分が好きな曲ばかりを集めたベストテープの2曲目には、たいていこの曲を入れてました。


バンドの解散コメントがまた泣かせます。

http://www.mtvjapan.com/news/music/19651

マイク・ミルズ:
「前回のツアー中も、『Collapse Into Now』を制作中も、そして今回のベスト盤をまとめている間も、僕たちは『次はどうする?』と自問し始めていた。30年以上の間に生まれた音楽や思い出を振り返る作業は、実にとんでもない旅となった。これらの楽曲が過去31年間の活動に自然と区切りをつけているのだと、僕らは気づいたのだ」

「僕らはずっと、バンドという言葉の持つ本当の意味を身をもって実現してきた。それは真に愛し合い、尊敬し合う兄弟だ。このことにおいては自分たちがパイオニアだと感じている。ここには不協和音や仲たがい、にらみあう弁護士などは存在しない。これは僕らが一緒に、友好的に、心から互いのことを思って下した決断だ。とにかく今が正しい時だと感じている」

マイケル・スタイプ:
「“パーティに参加する時の秘訣は、引き際を見極めるということだ”と、かつて賢人は語ったものだ。僕らは一緒に並外れたものを築いてきた。僕らはやったんだ。そして今、そこから歩き出そうとしている」

「これが早すぎる決断ではないということに、ファンのみんなが気づいてくれることを願っている。全てのものには必ず終わりが来るわけで、僕らは正しく、自分たちのやり方で終わりたかった」

「過去31年間にわたって、R.E.M.として活動する僕らを支えてくれた全ての人にありがとうと言わせてほしい。僕らの活動に参加してくれた人々に、心からの感謝を。素晴らしい日々だったよ」

ピーター・バック:
R.E.M.として活動する上でいつもすごく嬉しかったのは、僕らの書いた曲や歌が、自分たちと同じくらいファンのみんなに大切にされてきたという事実だ。これまでも、そして今だって、みんなを尊重することは僕らにとって重要なことだ。みんなの人生の一部になれたことは信じられないほどの贈り物だよ。ありがとう」

「マイク、マイケル、ビル、バーティス、そして僕は、素晴らしい友人としてここから歩き去って行く。僕は今後も彼らに会うことになるだろう。長年にわたって僕らを追いかけ、応援してくれたみんなとだって、いつか会えるのだと僕はわかっている。それは君の地元のレコード屋のアナログ盤コーナーでのことかもしれないし、クラブの後ろの方に立って、19歳のグループが世界を変えようとする姿を見守っている時かもしれない」



さよなら、
そして、ありがとう。R.E.M.


(涙)