しあさっての方向

本と音楽と酒と詩

冬の朝にキャッチボールを

旅行に行こう なんて言われたら 
絶対に家にいてやろうと思う感性は 
10代から変わらない
そのことに後悔はないけれど

もし後悔があるならば
その感性と その素敵さを広めなかったこと 
魅力と共に

それどころか その感性を独り占めしたり
あいつの感性より俺の方がいい とか
細かい違いのつまらない争いに血道をあげて
仲間を増やすより
敵を増やすことにかまけていたことだろうか

(それは今もかな)

風通しの良い孤独
冬の朝のような 清々しいさびしさ
誰の評価も必要としない
そんな境地を目指していたいものだけど