しあさっての方向

本と音楽と酒と詩

Here we go again

いつだって冷静でいたい
楽観的になりすぎず 悲観的にもなりすぎず
(でも少しだけ楽観方向で)

トップが変われば全ては変わる それは幻想 
彼は僕らの弱さを徹底的に暴いた
その弱みは今や皆が知っている
オレオレ詐偽の手口のように 
共有された日本人の弱み 組織的人間の弱み 
僕らが本当に強くならないと
また僕らは利用されて また僕らは嘆く

とは言うものの 僕らはずいぶん変わった
ずいぶん僕らは鍛えられた
僕らの中にある 良い部分と変えなければいけない部分は
ずいぶん見えてきた

Here we go againとPublic Enemyがラップする
戦いはこれからだ、とボノが歌う
何かが変わって一気に何かが変わる
そんなことはない 良くも悪くも
地道に戦い続けるしかない
それぞれのやり方と それぞれのペースで

それが小石を海に投げるような行為に思えたとしても
僕らの非力なボディブローは 実は効果があったのだと
幻想のジョー小泉が解説する

孤立せよと アジテートするのは福本伸行
僕らはまず徹底的にひとりになって 
それから団結しよう
その過程を飛ばしたら 
また僕らは数にとらわれて失敗する

それはそうと
今日だけは焼酎の美酒を呑んで
そしてまた明日考えよう

より良い社会と より良い組織と 
より良い自分を目指している限り
僕らは負けても負けない

彼らは今しか見ていない
どうやって勝ち逃げできるか それだけ 
自分の短い余生だけしか見ていない
僕らは未来へと歩んでいる
それなら 負けるわけがない

いつだって朗らかでいたい
宮沢賢治のように 宇宙の時間軸で
いいものを目指していきたい