しあさっての方向

本と音楽と酒と詩

清志郎の素敵な話

忌野清志郎の素敵な話はたくさんあるけれど、
一番好きな話は糸井重里の歌詞で「パパの歌」を歌ってた頃の話。(細部はうろ覚え)

渋谷陽一に「人の歌詞を歌うのって、ロックシンガーとして嫌じゃないの?」と聞かれた清志郎が答えた。

「いいんだよ、そんなの。俺が歌えばみんな俺の歌になるんだから」と。

俺が歌えば、なんでも俺の歌になる。
まさに、童謡でも君が代でも清志郎が歌えば清志郎の歌になった。清志郎のロックに。

そんな唯一無二の歌声と自分の歌に対する自信。
僕もそんな風に自信を持ちたいとその時に思って、ずっと思ってる。

自分だけの歌声をつかんで、どんな仕事も自分らしい仕事にしてみせると。