しあさっての方向

本と音楽と酒と詩

思い出

何年かしたら
きっと聞かれるだろう
「その時 あなたは何をしていましたか」
1995年1月17日
僕は夕方まで眠っていた
 
その時僕は23才だった
まだ親と一緒に住んでいた
やさしい女の子がいなくなって
違う出来事を ぼんやりと待っていた
もっとたくさんの事を
僕は憶えているだろうか
 
僕は何も関係しなかった
僕は2週間で飽きてしまった
なんだか訳もなく苛立っていた
何年かすれば
すべて忘れてしまう
 
急いでいるふりをして通り過ぎた
「すみません」と小さくつぶやいて
僕は通り過ぎたけど
それでどこに
辿り着いたんだろう

 

 (あの頃書いた詩が出てきた)