しあさっての方向

本と音楽と酒と詩

伊坂幸太郎「AX」は良い!

 なんだか、最近の作品がピンと来なくて離れていた伊坂幸太郎ですが、

グラスホッパー」シリーズの最新作である今作は最高。

 

「モダンタイムス」など伊坂作品が得意とする「怖い嫁」をフックにした作風(?)の最高地点です。殺し屋が主人公なのに、最後はしっかりと泣かせる伊坂ワールド。

 

足枷となっていた方法論的冒険への義務感から解き放たれたような抜けの良さもあり。

「陽気なギャング」シリーズの最新作も読んでみようと思いました。

AX アックス

AX アックス