しあさっての方向

本と音楽と酒と詩

餃子のキスミ

週末の昼ご飯は、いつも「餃子のキスミ」
北九州が誇る、餃子の名店です。


なんといっても安くて旨い。





この焼き餃子が230円ですよ!
そして抜群に旨いんです。
特段のギミックがあるわけではない、真っ当な焼き餃子なんですが
皮の柔らかさと、焼き加減のバランスが絶妙です。
(表現が乏しいなぁ)



場所は小倉駅から結構離れた競輪場の近く、
周囲は完全に寂れたシャッター通り商店街なんですが
この店だけ、異常に繁盛しているんです。



さらに素晴らしいのが、店の雰囲気。
5、6人のおっちゃん、おばちゃん(たまにお兄ちゃんも)が
サッカーのフォーメーションのように、
各々の持ち場で効率よく、黙々と仕事に励んでいるんですよ。



皮を作る人は黙々と作り続け、焼く人はひたすら焼き続ける。
で、おばちゃんが注文と厨房を巧みに結びつける感じ。



北九州には、たまにこういう店があるんです。


寂れた街角に一軒だけの、安くて旨い店。
んで、そこでは
店員さん達が、すんごいチームワークで仕事に打ち込んでる店。



さらにこの店の良い所は
漫画の品揃えがいいこと。



味いちもんめ」や「Drコトー」など、餃子のお供にナイスな漫画が揃えてあります。
僕のお気に入りは、今度映画にもなる「岳」、山岳救助の物語です。


主人公・三歩の北アルプスでの元気な活躍を読みながらの、餃子とビール。
本当に最高のひとときです。






今日は、そのキスミで奇跡のような瞬間が訪れました。





こちらのスープ餃子(300円)すでに一個食した状態です。



で、
「旨い旨い」って食べてたら
店員のおばちゃんが寄って来て、
お椀に入った水餃子を「もう一つね」なんて言いながら
まさかの追加!



たまたま余ってしまったのか、なんなのか全くわかりませんが
笑い出しそうになってしまいました。
サンキューおばちゃん!



真面目な話をすると
どんな仕事でも、「自分の仕事」に誇りを持って一生懸命に打ち込んでる姿って
なんか清々しいなぁと思ったのです。
それで、
目の前の人を具体的にハッピーにできるなんて最高ですよね。





お腹一杯でほろ酔い状態の前田さんは、
これから素敵な昼寝タイムに入りますー



今週のお題笑顔のもと