しあさっての方向

本と音楽と酒と詩

宣言

僕らがもし
何か一つのことを言うために
ここにいるのだとすれば
 
何か一つのことを
言い続けるために
この場所にいるのならば
 
全ての事は取り返す事ができる
と 
僕は言おう
 
全ての間違いは
全ての失ったものは
みな
取り返すことができる
何らかの形で できるのだと
そのことを言い続けよう


一生をかけて
言い続けよう
 
たぶん僕らは
一つか二つの
とても単純なことを
証明するために ここにいるのだ
 
だから
僕は一生をかけて証明しよう
失ったものを 悲しむことはないのだと
過ちを悔やみ続けることはないのだと いうことを
僕のこの デタラメな人生によって証明しよう
 
そう考えたら
色々なことが 少しはっきりした