あんな事をどうして 僕は言ってしまったんだろう
大切な人に
誰よりも大切な人に
「ほんとうの事を言いたかった」
「ほんとうの事を伝えたかった」
でも
それは嘘だ
君を困らせる事を僕は知っていた
君を悲しませる事を僕は知っていた
知っていたのに
知らないふりをした
結局
自分が気持ち良くなりたいだけだった
あまつさえ 君を
嘘つきとさえ言った
(死んだ方がいい)
でも その瞬間
僕は本当にそう思っていて
本当にそう思っている事を 君に伝えたかったんだ
結局
僕は君を傷つけたかった ということが
あの夜についての 今夜の結論で
死ね 俺
あるいは
死ぬような思いを抱えて
生きろ