しあさっての方向

本と音楽と酒と詩

物語

<真実>と<物語>の闘いではない
陳腐な物語と
血の通った物語の闘いなのだ

特別でなくていい
ありふれた物語ならば 磨きあげるのだ
自分の手で 自分だけの物語を
そして
安易にそれを語るな

語るのは
ただ一度だけだ
一生をかけてつかみ取った物語を
一生をかけて語るんだ