しあさっての方向

本と音楽と酒と詩

久保田

日本酒を飲んで
僕は酔っぱらってる
久保田2合ぐらいで
もう酔っぱらってる
音楽ならブルーハーツ
英雄ならモハメッド・アリ
打ちのめされる前に
僕ら打ちのめしてやろう
 
さびしいから
君を好きになったわけじゃない
君と一緒になっても
さびしくないわけでもない
あえて言うのなら
さびしさと
君の
両方 僕は手に入れたかったんだ
それまでは
さびしさだって
嘘だった
 
心はいつでも
フラフラと揺れている
僕のいい加減な
歩き方みたいに
世界を
君と 
君でないものに分類できるなら
その中間で
フラフラしてる阿呆を
つなぎとめておくれよ
君の魅力の全力で
 
風船は
空に上がっていくよ
わたぼうしは
風に飛ばされていくよ
自由に 
とても自由に
僕は不安だよ
父親のように不安なんだ
嫉妬もあるよ
劣等感だってある
せめて
僕は土になりたい
スーパーで売られている肥料だって
がんばれば
大地になれるのならね
 
 
終わらせる努力は
しません
まとめる努力は
もうたくさんです
人気の無いマンガみたいに
突然 打ち切りになっていい
誰の心にも残らなくていい
島根県みたいに
死んでしまえばいい
島根県みたいに
死ぬ必要すらもない