しあさっての方向

本と音楽と酒と詩

点ではなく

ある一点で人を判断してしまう、ことがあるもしかしたらその人のもっとも良くない部分があらわれた、行動や言動その一点で人を断罪してしまう、ことがある どんなきれいごとを言ってても本音はあれなんだああいうことをしてしまうあれこそが、あの人の本質な…

酒の旅

誰かに会いたくて ひとりで酒を飲む男 どこかに行きたくて ここでひとりで飲む男 ビールを飲んで 僕は旅に出る 陽気な自分がいる国へ たくさんの自分が それぞれ勝手に 胴上げしたり 胴上げされたり サンバを踊ったり マンボを踊ったり 陽気な自分ばっかりの…

壁と卵焼き

誰だって、魂の暗がりに陥ることはある。 思い出したくないほどに、ひどいことをしてしまったり人を傷つけてしまった経験は誰にもあるはずだ。 誰かを断罪できるほど、誰も立派じゃない。だから法があり、罰があるのだ。厳密なルールに基づいて。 「あいつは…

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気が付けば、弱さを磨いてきたような人生。強くてオラオラするよりも、弱くてクヨクヨしてる方がいいと感じながら。その感じを証明したい気持ちもあるけれど、そこにも罠があるような気もする。 比べる/比べられるから、できるだけ距離を取りたい。自分の尺…

「ONE TEAM」異論

騒がしかった2019年の終わりに、思うことがある。的外れかもしれないけれど、書いておきたいことがある。 スポーツから感動を受け取ることはいい。スポーツから勇気を受け取ることはいい。ひとつの目的に向かって一丸となる美しさを受け取ることもいい。…

諸刃の剣 両刃の剣?

ここ数年「自分に決定権のある管理職」と「決定権の無い管理職」を、交互に経験している。 立場の違いで、仕事に向かうモチベーションに大きな差が生まれる(前者の方が強い)。 その一方で仕事や組織に対する支配的な考え方や態度も起きやすくなると実感(…

U2日本公演 〜理想主義は負けない〜

昨日は13年ぶりのU2来日公演。仕事を17時で切り上げて、さいたまスーパーアリーナへ。 僕にとって、U2は最も大切なバンドのひとつ。特に大学生の時、繰り返し見たライブ映画「魂の叫び」から受けた影響は計り知れない。今回はその頃に出された名盤「Josh…

語ろう

皆もっと、考えていることや言いたいことを発信すればいいのにと思う。リスクがあるって言うけれど、でも実際リスクって何だろう?会社に怒られる? 痛いやつと思われる?陰で拡散されて、クスクス笑われる?(そこそこ経験あります) そんなのどうでも良く…

言葉の魔法

言葉には、人を力付けたり暖かにしたりする白魔術的な要素と、人を傷付けたり関係を断ち切ったりする黒魔術的な要素がある。 挨拶や「ありがとう」は前者。最小限のMPでかなりの効果を上げる。

離人症

やらなくてはいけない仕事や、大切にしなくてはならない人や物事から、否応なく心が離れていってしまう時期がある。 ただの怠け癖や、人嫌いだという説もあるけど、何か名前を付けたくなる心の動き。

森達也の「i 新聞記者ドキュメント」を見る

森達也の映画はA2以来。 「なんとなく、わかったような気になっていたもの」を取り上げて、流通しているイメージと映像から浮かび上がる実像との差を突き付けるのが森映画の真骨頂。望月記者のことも菅官房長官との闘いについても、なんか知ったような気持…

勝てたよ、ドネア。

大変申し訳ない気持ちです。ドネア、本当に申し訳ない。絶対に敵わないと思っていました。 上の階級から落としてきたサイズの違いはありましたが、それだけではあの戦いはできない。あの年でどれだけ練習して研ぎ澄ましてきたのか。井上を心からリスペクトし…

井上尚弥の試合は見たくない

明日はドネア✖️井上尚弥。楽しみかと言われると、実はあまり楽しみではない。「見たくない」気持ちすらある。 それはちょっと言葉にはできない。それくらい既存のボクシングの常識を井上尚弥は壊してきた。井上の存在には、これまでボクシングが積み重ねてき…

尊厳 2019

「君たちが大切にしてきたものは、俺たちの力でどうにでもできる、大したこと無いものだ」 そう言われている気がする、この頃。 フェアであること。相手の話を聞くこと、意見の違いを丁寧にすり合わせていくこと。 道理に合わない事をしないこと。過去の人た…

あいち

芸術に救われたことの無い人生。 それは幸せなのだろうか。 音楽や映画や文学や漫画に救われたことの無い人生。幸せとか不幸せとかじゃないか。 崖っぷちで、真島昌利のソロだけを頼りに乗り切った日々。が、あったからこそ、そうでない人だって理解しようと…

20190926. 今日が分水嶺

映画でよく見るよね。戦前や戦中にタイムスリップして、戦争や特攻隊に向かう人を止めようとして止められないやつ。 主人公が必死に訴えても、皆のん気で信じてもらえないやつ。 それが今だよ。どうするんだ。

クロ現「是枝裕和✖️ケン・ローチ」

「ケン・ローチって知ってる? 映画監督なんだけど、すごくいいんだよ。 あんま明るい話は少ないし、 何ならいつもバッドエンドなんだけど 不思議と悪い気持ちはしないんだ。 悲惨な話でも、見終わった後はなんだかエモーショナルな気持ちになるんだよ なん…

ちょっと目をつむって

絆を保つためには 絆を信じることが必要だ絆を試そうとした時から 絆は失われていく 試したり 比べたりすることで 失われるものがある ある程度 自分の感性を磨いたのならあとは盲目に信じてみるのも ひとつのやり方だ 直感を信じる 信じ続ける事は意思がな…

ままならない心

なんでこんなに腹が立つのか なんでこんなにイライラするのか なんで寛容になれる時と そうでない時があるのか 空腹も関係ある 天候も関係ある 体調も関係ある もちろん自分の性格や でも、それだけじゃない なんで必要のない劣等感を感じてしまうのか なん…

八月

昔も書いた気がするけれど、僕は戦争に反対の立場。絶対的に。戦場に行きたくないし、行かせたくない。自分も家族も仲間も、誰も。 死にたくないから、ではない。 殺したくないから、だ。 戦争で死ぬことより、戦争で殺す方が地獄だ。 息子が死ぬことよりも…

離人症

お祭りが苦手 集団が苦手 団体競技も全然ダメ 人が集まると集団ができて ルールができて序列ができる 集団の力学が生まれる前に 距離をおきたくなる 近づきたい気持ちと 離れたい気持ちがいつも心の中にあって 大体、離れていく気持ちが勝って 大切な人や 大…

映画「お料理帖」

一昨日見たのは韓国映画「お料理帖」の試写会。とっても良かった! 反目する親子の和解の物語。互いの過去や感情を理解して受容すること。それは困難だけど、どれだけ豊かであるかが、丁寧に描かれている。 相手の過去を知り、相手の立場に身を置いて考えて…

1991年のNirvana 2019年のビリー・アイリッシュ

心が不安定な時は音楽や文章が入ってくる。最近はビリー・アイリッシュとレッツゴーズばかり聞いてます。 元ニルヴァーナのデイブが絶賛していた18歳のビリー。その文章を読んで気になったのかな。 以下、引用。 「....ビリー・アイリッシュを少し前に観に…

FIGHT THE POWER

‪夜中の三ツ目通りを歩きながら考えていた。‬‪今日、起きたこと。そして明日、起きるかもしれないことを。‬ ‪僕は音楽に、文学に、漫画に、映画に、(つまりアートに)自分自身を揺さぶられるような衝撃を受けてきた。‬その中には、自分の未熟さや醜さを突き…

管理職

他人には的確なアドバイスができるんだから、自分にもできるはずなのに、できない。

ポピュリスト

ポピュリストの正確な意味はわからないけど、ポピュリストを求めてしまう気持ちはわかる。 それはきっと「清志郎が今、生きていたら」と願う気持ちに似ている。 正しいカリスマを求める気持ち。冒険のリスクを誰かに託したい気持ち。安全だとわかったら付い…

シングル・マン

「自分1人の力では何も変わらない」 そう感じさせることが、彼らの作戦。 自分を交換可能な部品のように思わせることが。 「たった1人の勇気やアイデアで世界は変わる」 それは僕らが音楽やスポーツから受け取ってきた一番のメッセージ。 かけがえの無い個…

道オブ マイン

何をしていても、違う何かがしたくなるどこにいても、違うどこかにいきたくなる誰といても、違う誰かに会いたくなる何を飲んでいても、何を読んでいても、何を書いていても もう人生も半分くらいたぶん、どこにもたどりつかないたぶん、何も成し遂げない た…

海賊王に

自由であることを諦めた人たちが、自由であることを諦めていない人を叩く。 彼らを叩き返しても仕方ない。 自由であることは可能だということ、自由であろうとすることの素晴らしさを伝えないと。

我慢

頑張ることも、我慢することも大事だけれどもう ずいぶん頑張った気がするんだ 頑張って、我慢して、何をしたかった?頑張って、我慢して、どうなりたかった? 我慢しすぎると、忘れてしまうよ何もかも 諦めることに慣れて そこそこに慣れてそうでない人に …