詩
人は誰でも心に一つの沼を持っている とすれば 僕は、どの沼にもはまらずに スイスイと空中を歩いていきたいと考えている この期に及んでも 君と言う沼にも 自分自身の沼にさえ 深入りすることをせずに スイスイと歩いていきたいと考えている この期に及んで…
ポエチカルな人にあこがれて ポエポエと生きてきた ポエチカルな人生にあこがれて ポエポエとひとり歩いてきた ポエチカルにご飯を食べて ポエチカルにお仕事をする ポエポエと人と出会い ポエポエと別れを繰り返す このご飯 おいしいね このテレビ おもしろ…
日本酒を飲んで 僕は酔っぱらってる 久保田２合ぐらいで もう酔っぱらってる 音楽ならブルーハーツ 英雄ならモハメッド・アリ 打ちのめされる前に 僕ら打ちのめしてやろう さびしいから 君を好きになったわけじゃない 君と一緒になっても さびしくないわけで…
炎を背にしろ 常に 炎を背にして撮れと まずそう教えられたのだと 報道の世界で 神様と言われた カメラマンが語った 火災現場に駆けつけた 新人時代のその巨匠は ただ炎だけを撮っていたのだと言う フィルムを持ち帰って ただ炎 それだけが映っていたフィル…
二日前は なんだか不安だらけ 二日前は 弱音だけに とらわれている やらなくちゃいけない事には手が付かず しなくてもいい想像だけが 頭をかけめぐる 前日になったら死ぬ気になってやるだろう 当日になったらもう 腹をくくるしかないさ でも 二日前は 気分だ…
